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2015年3月16日月曜日

ノロウイルスによる食中毒原因と悪循環。さらには死に至る可能性も

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ノロウイルスという言葉は、
もうすでに周知のものとなっています。


まずはウイルスとは何か?
ですが、
ウイルスとは生物学上では生物ではありません。

生物でも無生物でもなく中間に分類されています。


要は、
ウイルス単体では生きていくことはできず、
(遺伝子のみで細胞がないので増殖ができない。)

何かに寄生して寄生した生物の細胞内で自分の遺伝子を増殖させていくものです。


その寄生された側を宿主と言います。
この場合は人間が宿主と言えます。

この宿主に寄生している間だけ生物として活動できる為増殖します。


ノロウイルスに感染するのは人間がなぜ多いのでしょう。

ノロウイルスにとって唯一の宿主となり得るのが人間だからです。

人間に近縁の牛や豚のノロウイルスも見つかっていますが、
※これらが人に感染したとの報告は今のところありません。


食中毒といえば、
原因として考えてしまうのが、

サルモネラ菌や腸管出血性大腸菌(O-157)がメジャーでもあり、

また、
頭をよぎるものだと思われます。

ですが、
現在の実情は…。

食中毒の原因別の患者数で一番多いのはノロウイルスです。

確定値が発表されている2013年の場合、
年間の食中毒患者総数2万802人のうちノロウイルス患者は1万2672人で、
全体の6割強も占めています。

しかもノロウイルスは、
特に冬に大規模な集団食中毒を起こしやすいと言われています。


今年2015年になってから、
イスラム国の報道が多かった為かノロウイルス感染に関しての報道が少なかったですが、

実は以下のように感染が多発していました。


  • 三重県松阪市の回転寿司店で患者28人(今年1月6日。寿司)
  • 大阪府吹田市の市立中学校6校で生徒・教職員患者78人(1月23日。業者の弁当)
  • 東京都墨田区の明治22年創業の老舗割烹で患者60人(1月27日。カキ酢やマグロ刺身などの懐石料理)
  • 神奈川県藤沢市のレストランで患者12人(1月27日。生ガキやサーモンマリネなど)
  • 東京都江東区の会社の社員食堂で社員患者53人(2月5日。鮮魚店で調理した刺身盛り合わせ)
  • 宮城県松島町の「松島復興・感謝かき祭り」で患者42人(2月6日。焼きガキやカキ鍋)
  • 東京都台東区の老舗菓子店運営の飲食店で患者88人(2月10日。店の料理)
  • 山形県金山町のラーメン店で患者10人(2月18日。味噌ラーメンや唐揚げ定食)
  • 東京都東大和市のワタミグループ運営の有料老人ホームで入居者患者16人。うち84歳男性が吐いた物を気管に詰まらせて死亡。他に施設職員8 人と入居者 5人が二次感染(2月19日。施設内調理の食事)


ノロウイルスは人の小腸粘膜で増殖します。
そして、
感染性胃腸炎を引き起こします。

主な症状として、


  • 嘔吐
  • 水様便(下痢)、
  • 腹痛、
  • 発熱(38℃くらい)

の4症状がメインで、

特に、
突然、激しく強く起こる嘔吐が特徴的です。


症状が発現するまでの潜伏期間は、

24~48時間と1日から2日程度です。

症状は、
その後1~2日程度続いて多くは自然治癒します。


ですが、

ノロウイルスは感染力が極めて強くて環境の変化にも耐え得ります。

人間の腸内(小腸)で増えたノロウイルスは、
糞便(ふんべん)と共に排泄・排出されます。

そして、
その感染者の糞便(ふんべん)1グラム中に、
10億個ものノロウイルスがいると言われます。


人間は、

10~100個のノロウイルスで感染・発症してしまいます。

(その人の抵抗力や体力・年齢にもよりますが)

簡単に換算してみると…。

10個で感染してしまうとすると、
糞便(ふんべん)1グラムで1億人も感染可能な数値となります。

そう換算・計算してみると、
日本の人口が1億2000万人として83.3%が感染してしまうことになります。
(ほぼ全員と言っても過言ではないのかと思われます。)

ちょっと恐ろしい…。



ノロウイルスの悪循環…。


ノロウイルスの人への感染経路は2通りです。

  1. 食品からの感染、
  2. 人からの感染、

です。

食品感染の代表は、
カキやシジミ、アサリなどの二枚貝です。

特にカキは、
生ガキや酢ガキ・加熱不十分な蒸しガキ、カキフライなどが原因と言われます。

 
なぜカキ?

それは、
ノロウイルスを含む患者などの糞便(ふんべん)の行き先に関係しています。

ノロウイルスが完全に下水処理されない場合、
それが河川から海に流れ込みます。

それらが、
河口に近い海で養殖されるカキなどを汚染してしまいます。

カキは1日に240リットル以上もの海水を取り込み、
その中のプランクトンを栄養源としています。

なので、
その際にカキの消化管系に、
河口からのノロウイルスに汚染された海水のノロウイルスが、
濃縮・蓄積されてしまいます。

カキ自体はノロウイルスから悪影響を受けません。

人間だけが、
その感染してしまったカキを食すことにより食中毒となってしまいます。

これが悪循環の正体とも言える悪循環システムと言えます。



そして、

2つ目の感染ルートの人からの感染で、

昨今、多くの食材からノロウイルスに感染してしまうケースが増えています。


Q3 ノロウイルスはどうやって感染するのですか? A3  このウイルスの感染経路はほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。 (1)患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合 (2)家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合 (3)食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合 (4)汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合 (5)ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合  などがあります。  特に、食中毒では(3)のように食品取扱者を介してウイルスに汚染された食品を原因とする事例が、近年増加傾向にあります。  また、ノロウイルスは(3)、(4)、(5)のように食品や水を介したウイルス性食中毒の原因になるばかりでなく、(1)、(2)のようにウイルス性急性胃腸炎(感染症)の原因にもなります。この多彩な感染経路がノロウイルスの制御を困難なものにしています。


他にも
厚生労働省のホームページにノロウイルスに関する詳細が載っています。
食中毒の原因(細菌以外) |厚生労働省



最後に、

人口動態統計では、
死因がノロウイルスの急性胃腸炎による死亡者が、
99~08年の10年間に58人と報告されています。
審議結果(全体版)[PDF] - 食品安全委員会

感染予防の鉄則であるうがい手洗いの励行を心得ておきましょう。


※決してノロウイルスも死に無縁ではないことを忘れず気をつけましょう。
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